2011年11月16日水曜日

TBSラジオ(この日は裏送り)「ザ・トップ5」

ラジオには「裏送り」という専門用語がある。
ある番組において、全国に向けて製作している局自身は野球などの関係で放送されておらず
ネットワーク局のみが聴く事の出来る状態のことである。テレビでも、たまぁにあるようだ。
今夜の放送がソレだった。今週はプロ野球日本シリーズがあるから毎日そうらしい。

この番組のパーソナリティは、クラブDJの高野政所氏である。
、、、厳密にはTBSのアナウンサーがMCで、高野氏は「パートナー」扱いなのだが、
彼がアナウンサーよりよく喋る。しかもそれが的確でわかりやすいというんだから、
アナウンサーの立場がない、、、と思ったらそうでもないようで。

アナは「失礼」を無意識のうちに言う。それが面白のファクターとなっている。
自由な番組である。ニュースを読んだり「ブランチ」に出たりしてるのに。
ラジオのパーソナリティーをやりたくてTBSに入ったそうで、今後がたのしみだ。

さてこの番組だが、本来は4時間放送。「残業する人を応援するための、ながら聴きOK番組」
というが、トークのひとつひとつがとても興味深く、集中して聴くと「もう10時?」となってしまう。
4時間があっという間に過ぎてしまうので「残業支援」じゃなく「残業遅延」と言われるくらいだ。
中でもさらに20時~21時の1時間は全国ネットである。野球のある今日はこの1時間のみ放送となった。

タイトルにある通り「トップ5」にこだわった番組。
今日は「高野氏が気になった事トップ5」で30分トーク。その後「gooランキング」を2つ紹介していた。

きょうの高野氏のような「パートナー」が他の曜日にもいるのだが、はたから見れば「素人」といっても
過言ではないようなメンバー。サブカルチャーの世界においては有名人で、
後日取り上げるであろう「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で発掘された人達だ。
夕方~夜の時間帯、決して若者が多くないこの枠で挑戦的な編成を組んだTBSラジオであるが、
半年でどうなるのか。毛嫌いせずに聴くと何か発見出来る事があるかもしれない?

2011年11月15日火曜日

NHKラジオ第1「NHKニュース」

2日目です。

ラジオでもネットラジオでも、最近はpodcastでも聴けるNHKニュース。
倍速で聴くと気持ちいいので、みんなもやってみよう。

さて、NHKアナウンサーの落ち着き具合は異常ともいえる。
民放も勿論冷静にニュースを読みあげているのだが、それ以上にNHKはすごい。

毎時0分からニュースを読んでいるわけだが、何度も何度もおなじテンションを保ち続けている。
NHKニュースアナウンサーは毎日1回、災害時の緊急放送に対応する訓練をうけているそうだ。
だから、3月11日の地震の時も素早く落ち着いた対応が取れたのだろう。
民放がクソだったのではない。NHKがスゴすぎるのだ。

2011年11月14日月曜日

ラテ評ちゃん 第1回 『気象通報』

テレビ屋はテレビオタクが嫌いだ。先輩の作家がそう言っていた。

「(手動かさずに口ばっかり動かして適当な事をいいやがって、、、)ということだろうか。
正直、理解に苦しむ。いいじゃない別に。
コッチだって口ばっかり動かしてやろうと。ということでこの記事を始める事にした。
ラジオ・テレビの記事を書いていくことにします。

第一回はNHKラジオ第2「気象通報」だ。
ちなみに現在、家のラジオがぶっ壊れているので「NHKネットラジオ らじる★らじる」を使用した。
NHKもradiko(ラジコ、インターネットで民放ラジオが聴けるサービス)と同じようなものを始めたの
である。
ラジオ体操も、基礎英語も、高校講座数学2も、ステレオ音質で思う存分楽しめるということだ。
こういうのが発達すると、「ラジオサーバー(オリンパス)」のような貴重なAM録音機器が無用の長物
になってしまわないか不安である、、、あっ、今ヤバイっていうオリンパスじゃん!大丈夫かいな。

さて気象通報だが、ラジオでダイヤルを合わせ損ねると、たまに聞こえる番組という印象がある。
ハングル混じりというイメージもある。
とりあえず「ダイヤル式ラジオを使っている人で、聴いた事のない人はいない」番組じゃないかと個人的
には思っている。
この番組を「聴こう!」と意識して聴いたのは今日が初。
これは「海の天気予報」といえば解りやすいか。1日3回放送しているそうだ。
一般の我々にとってみれば、海の天気、風向き、風力、気圧、気温を伝える。それだけの番組。
さて、気になる内容を聴いてみると、、、

「きたのかぜぇ、ふうりょく、さぁん、はれぇ~、じゅうきゅうヘクトパスカル、にじゅうごど」

言い方がなんともバカっぽい。でもこれはとても聴きとりやすい。
この港はこの天気なんだな、波が高いのか~って事はわかる。
それにしても、なんでこんなのをやってるのか?さっそくwikiである。

放送された各地点のデータを『ラジオ用地上天気図用紙(NHK第2 気象通報受信用)』に記入し地上天気
図を作成することにより、天気予報に役立てることができる。(wikipediaより)

つまり「コレ聞いて手書きの天気図を作れ」ってこと。
(何でまた今更手書きなのよ?)と、はじめは思った。だが、よくよく考えてみれば理由は明らかだ。

海の上では、まだまだインターネットや電話回線ではなく、無線が主流なのだ。。
衛星通信なんて、それはそれはトンデモナイ金額がかかる。
だったら、基本的にどこでもつながるNHKラジオの電波を受信して、手書きしたほうがいいわけだ。
地上がどれだけハイテクになっても、海の上では昔ながらの手法が今でも主戦力なのだ。

船の上で聴いている人からの情報を紹介するコーナーもある。「きょうの情報は3件です。」
「オヤジ元気にしてるか!」といったものではなく、さきほどと同じように、風や気圧、気温などを報告
するというもの。
それにしても、全国放送でわずか3件のレポート。彼らは熱狂的「キショツウ」ファンなのか?

最後には、等圧線の位置を東経・北緯の順に言い続ける。これを結べば線が完成するというわけか。
アナログだが、命にかかわるものだから今でも使われている。偉大である。
すごい、すごいぞキショツウ!10年後も20年後も生き続けるだろうなぁ~。